LINE公式アカウントは複数作成できます。
複数アカウントの作成方法には2種類あり、管理方法が全く違うので、必ず確認しておきましょう。
複数のアカウントを運営するのは手間がかかりますが、メリットもたくさんあります。
また、複数アカウントに分けた方が管理がむしろ楽になる場合もあります。
2つ目以降のLINE公式アカウントを作成するときは、複数アカウントの作成方法と管理方法、活用方法をしっかり理解することが大切です。
メリット・デメリットを理解して、複数のLINE公式アカウントを上手く活用できれば、
1つのアカウントで運用するよりも効果が上がる可能性が高くなります。
自分の運営するアカウントの特徴やターゲット層を分析し、本当に複数アカウントを作ったほうがいいのかの判断材料にしてください。
LINE公式アカウントを複数作成する方法と管理方法
- 完全に新規アカウントとして作る
- 既存のLINEビジネスアカウントにLINEアカウント公式アカウントを追加する
それでは、最初にLINE公式アカウントの管理方法について確認しておきましょう。
LINE公式アカウントの管理には、2段階のアカウントがあり、それぞれ別の役割があります。
- LINEビジネスアカウント→ログイン用のアカウント
- LINE公式アカウント→LINE公式アカウントごとの管理用アカウント
LINEビジネスアカウント自体は、
- 「LINEアカウントでログイン」
- 「ビジネスアカウントでログイン」
するときのログイン情報のみの存在です。
LINEビジネスアカウントでログイン後に、さらにLINE公式アカウントを作成して管理します。
LINE公式アカウントは一体、何個作れるのか?
作成されます。
LINEアカウントのログインでは、個人のLINEアカウントと紐づけされ、1つのアカウントしか作成できません。(個人のLINEアカウントを複数持っていても、1つしか作成できません。)
LINEビジネスアカウントでログインする場合は、違うメールアドレスがあれば、何個でも作れます。
別の方法として、同一ビジネスアカウントで管理するLINE公式アカウントを増やす方法があります。
その場合は、1つのLINEビジネスアカウントにつき100個までLINE公式アカウントを作成できます。
2つの方法を組み合わせて使えば、LINE公式アカウントは実質無限に何個でも作成できるでしょう。
※乱用した場合にどうなるかは不明なので、注意してください。
PCとスマホでは2個目以降のアカウントの種類が違う
・スマホから作成
→LINE公式アカウントの
アプリから既存の
LINEビジネスアカウントで
ログインして、
新規LINE公式アカウントを追加する
・PCから作成
新規LINE
ビジネスアカウントとして
作成する
スマホアプリなら、同一LINEビジネスアカウントから管理できるLINE公式アカウントを
複数作成できます。
その場合でも、LINE公式アカウントのアカウント名や会社/事業名は別々に設定できます。
簡単にLINE公式アカウント毎の切り替えができることや、それぞれのアカウントをグループとして一緒に管理できるメリットがあります。
グループにすれば、メッセージの複数アカウント配信や設定の一括変更などができて便利です。
グループにしなければ、アカウントの切り替えによって別々に管理でき、ユーザーにアカウント間の関連性がバレることはありません。
(グループにした場合でも、直接的には関連性はわかりません。)
スマホで作成したアカウントは、作成完了後はPCからも管理できます。
PCからは、LINEビジネスアカウントにログインした後にLINE公式アカウントを
追加することができません。
そのため、PCから作成する場合は、まったく別のアカウントとして新規作成することになります。
作成した複数のアカウントをスマホアプリから管理する際は、アカウントを切り替えるために、いちいちログアウトしてログインしなおす手間があり面倒です。
一人で複数アカウントを管理する場合にはスマホからの作成がおすすめです。
また、他アカウントとグループにできないため、特に関連性のあるアカウントの場合はスマホから作成した方が良いでしょう。
※なぜスマホアプリからのみ追加の形で複数アカウント作成ができるのかは不明
PCで2個目以降のLINE公式アカウントを作る方法
「LINE Official
Account Manager」
のログイン画面から、アカウントを新規作成できます。
※現在ログインしている場合は、画面右上にあるアカウントのアイコンを開いてログアウトしてください。
ログイン方法の選択画面で、
「ビジネスアカウントで
ログイン」の下部分
「アカウントの作成」
をクリックします。
「LINEアカウントで登録」
では、1つしかアカウントを作成できません。
※すでにLINEアカウントでログインするアカウントを作成済みの場合は、自動的にログインされてしまいます。
LINE公式アカウントを複数作成する場合は、基本的にビジネスアカウントでログインするアカウントを作成しましょう。
「メールアドレスで登録」
を選択して、メールアドレスとパスワードだけで新規登録できます。
※すでに登録済みのメールアドレスを使うと、パスワードをリセットする動作になってしまうので注意しましょう。
登録したアドレスに届くメールから、
「登録画面に進む」
のリンクを開きます。
ログインできると
「アカウントリスト」
の画面になるので画面中央から
「LINE公式アカウントを作成」
します。
「アカウント名」
は表示される名前です。
「企業/団体名」
「業種」
は、ユーザーには表示されません。
必要項目を入力完了して、利用規約に同意すれば管理画面が開きます。
アプリで2個目以降のLINE公式アカウントを作る方法
追加ができます。
LINE公式アカウントのアプリを開き、左上にある三本線のメニューを開きます。
アカウントリストが表示されるので、一番下にある
「+アカウントを作成」
をタップしてください。
「アカウント名」
と、
「業種」
「会社/事業名」
管理用(ログインとは無関係)の
「メールアドレス」
を設定したら、追加のアカウント作成完了です。(アカウント名以外は公開されません。)
作成完了後は、メニューから管理するアカウントを切り替えられます。
PCではビジネスアカウントにログイン後の選択、または管理画面の左上にあるアカウントアイコンからアカウント切り替えができるようになります。
※LINEログインのアカウントで追加アカウントを作成した場合、自分の個人アカウントに
作成したアカウントが自動で友だち追加されます。
他アカウントに友だち追加しているユーザーには、新しく作成したアカウントへの自動追加はされず、LINE公式アカウント同士の関連はありません。
LINE公式アカウントを複数運営した場合の料金
料金プランはLINE公式アカウント毎に設定されるので、複数のアカウントではそれぞれのアカウント毎に無料配信数1000通を利用できます。
そのため、アカウントを複数に分ければ無料配信数が増えるという考え方もできるでしょう。
逆に、有料プランに加入した場合でも、加入したLINE公式アカウント内でしか利用できないため、注意が必要です。
複数アカウント運営が向くビジネスモデルは?
複数アカウントに分けた方が良いのか迷っている場合は、複数に分けることによる
メリットがあるかどうかを確認してみましょう。
逆に、分けていないことでブロックされるなどのリスクが高まっていないかどうかも
確認が必要です。
ターゲット層が具体的で被っていない場合
占いに興味がある人が、心理学や人生相談に興味を持つ可能性はあります。
ですが、プログラミングに興味を持っている確率は低いでしょう。
まったく興味のない情報を配信してしまうと、無関係で無駄なアカウントしてブロックされる確率が高くなります。
それぞれのジャンルのターゲット層がまったく別で、関連性が低い場合は別のアカウントとして運用した方が良いでしょう。
売り出すポイントや雰囲気が矛盾する場合
たとえば、ビジネス関係で利用してもらう人に向けた信頼性の高いイメージと、ファン向けの共感できるイメージは雰囲気が違いますよね。
「自信があります!」
と売り出しているサービスの合間に、
「経営者が
陥りやすい失敗3選」
という記事の宣伝をするのはどちらの説得力も損ねてしまいます。
失敗談からの成功という流れでのイメージがあるなど、違う側面でも1つのブランドとして確立している場合では問題ありません。
ですが、ブランディングが成功していない場合ではどのイメージも損ねる可能性があるのです。
また、売り出すポイントに矛盾が生じてしまうこともあります。
「長くサポートするサービス」
の合間に、
「時代の流れに沿って変化し、
色々な事業に挑戦したから成功した」
という記事は流せません。
1つのイメージの中では関連づけが出来ない場合や、別の売り出しポイントの場合では
アカウントを分けましょう。
明確な役割や目的がある場合
明確な役割やゴールが設定されている場合では、専用のアカウントを作成した方が良いです。
たとえばセミナーや定期契約などの特定のサービスの成約を目的としている場合や、ジャンルに特化した濃い情報、イベントなどで参加者のみに関係のある情報などを配信する場合です。
特に売り出すための設計や顧客とのやり取りが大切になる場合では、1つのアカウントにした方が効率が良くなります。
役割や目的をハッキリさせることで、売り出すポイントが明確になり、濃いサポートができるからです。
1つ1つの役割が濃くて重要な場合では、詳細にいくつでも分けて運営しましょう。
活用範囲が広い場合や頻度が高い場合
同じアカウントで顧客を増やせるようなアカウントだったとしても、LINE公式アカウントから発信する情報が多すぎると問題になります。
いくら関連性のある情報でも、自分にとって本当に興味のある情報の割合が低ければ、
邪魔になってブロックするかもしれません。
すべての潜在顧客に伝えたい情報と、興味を持ってくれた人にのみ伝える情報は分けて
配信しましょう。
LINE公式アカウントで、1個の運用に向くビジネスモデルとは?
ブランディングが目的のファン層に向けたアカウントの場合
例えば、経営者や芸能人のLINE公式アカウントなど、団体や個人のブランディングを
目的としている場合です。
様々な活動をしていたり、仕事と私生活の情報が混ざっていたりしても、ファンにとっては
同一のアカウントで確認できた方が良いでしょう。
特定の情報を得るためではなく、売り出す人や団体そのものをアピールするアカウントとして運用する場合は、上手に1つのアカウントとしてまとめることが大切です。
情報収集を目的として追加するアカウントの場合
例えば、サービスを利用するために追加したアカウントで、サービスとは無関係の情報を
発信されたら、元の目的とは違うためにブロックする可能性があります。
逆に、幅広く情報を知るために追加したアカウントで、情報ごとにいちいちアカウントが分かれていては面倒な上に邪魔になってしまいます。
もともと多くの情報を確認できることを目的としたアカウントなら、同一アカウントで運営した方が良いでしょう。
LINE公式アカウントを上手く複数管理するコツ
さらに、実験的なことやリスクの高いことに挑戦する場合でも、別アカウントで行えば
ブロックされるリスクを分散することもできます。
- 友達追加した人にとって目的に沿った運用をすること
- 興味のない情報や関連性の低い情報を混ぜないこと
- 情報量や頻度が多くなりすぎないこと
- 管理がおろそかにならない程度にすること
以上のことを理解し、分けた方が管理しやすいような程度や内容ごとに複数アカウントを作成すると良いでしょう。
LINE公式アカウントで、複数でも管理しやすい運用方法について
管理することになります。
幅広い対象のためのメインアカウントを作り、それぞれのサービスやジャンルごとに各アカウントを使い分ける運用方法がおすすめです。
メインのアカウントでは重要な情報や宣伝を配信し、より深い内容やサポートは各アカウントで行います。
リンクの記載や配信内での紹介などでメインのアカウントと各アカウントを関連づければ、
ユーザーが分散してしまう心配もありません。
さらに、それぞれのアカウントに特典や特別な価値を付ければ、メインのアカウントと興味のある分野のアカウントの両方を友だち追加してもらいやすくなります
ユーザーにとって都合の良いアカウント運営を意識して、複数アカウントを上手く活用しましょう。
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