今回は、フロントエンドの成約率を大幅に上げるためのLINEのシナリオ分岐についてお話しします。
LINEステップシナリオというワードが耳新しいかもしれませんが、これが成約率の向上に大いに寄与します。
1:成約率を劇的に引き上げる!LINEのシナリオ分岐を活用した最適化戦略
1. LINEステップシナリオとは
LINEのシナリオ分岐とは、顧客の属性に合わせた複数のセールスパターンを実施する手法のことです。
これを用いることで、成約率を高めることが可能です。
多くの方は、自身のコンセプトやLP、LINEのセールス方法が悪いのではないかと疑ってしまいます。
2. 顧客が求めているオファーとのズレ
どれだけ優れたセールスをしていても、顧客が求めているオファーとズレていれば申し込まれないのは当然です。
成約率が上がらない原因として、このズレが存在している可能性があります。
例えば、あなたが成約率を上げたいと思っている時に、「商品単価を上げる方法」という切り口のオファーが提示されたとしましょう。
おそらくあなたは申し込まないでしょう。
これと同様に、自分のセールスが顧客の求めているオファーと合致していなければ、どんなに高品質なLPやセールスの仕組みを作っても売上は期待できないのです。
私自身も同じように成約率が低く、さまざまな施策を試しては結果を見てきました。
しかし、その一方で成約率は上がらず、その理由はオファー自体が問題であったからです。
3. LINEのシナリオ分岐と成約率
それを改善したLINEのシナリオ分岐によって、私の成約率は10%以上に向上し、LINE登録者に対する成約率では一部の月には15%を超える結果を出しました。
これが示すのは、さまざまな施策を試し続けても、それが顧客の求めるオファーとマッチしていなければ成約率を向上させることは難しいということです。
LINEステップ構築における心理学に関しては「Lステップ構築で実践的に使える7つの心理学と訴求方法【売上UP実績あり】」の記事でも詳細を解説しているので詳しく知りたい人はチェックしてみてください。
その一方で、改善に取り組むエネルギーは逆に進行を阻害する場合もあります。
ただ、このLINEのシナリオ分岐を導入することで、成約率は1.5倍や2倍に跳ね上がる可能性があります。
これが実現すれば、毎月の売上も向上し、「集客さえすれば売れる状態」を作り出すことが可能となります。
さらに、広告費を増やして集客数を増やしたり、SNSでの発信やクライアントへのサービス提供に時間を割けば、クライアントの満足度や成果も向上します。
4. LINEのシナリオ分岐の実例
具体的には、フロントエンドの成約率が12%に上昇し、毎月400万円近くの売上が半自動で発生した例や、物販での購入後に別商品へのクロスセルを行い、成約率14%を達成した例などがあります。
このように、今回紹介したLINEのシナリオ分岐を活用することで、成約率を劇的に向上させることが可能です。
皆さんも是非この手法を導入し、成約率の向上に挑戦してみてください。
また、この記事以外にも、商品開発の方法やLINEステップの構築による成約率向上の方法などの動画も公開していますので、是非チャンネル登録をお願いします。
最後に、成約率を上げるためには「1商品1訴求」のセールスは避けるべきで、見込み客に合わせた商品や訴求をピンポイントで提案することが重要です。
それこそが、LINEのシナリオ分岐の真骨頂となります。
2:「LINEステップシナリオ」を活用した効率的な5つのステップ
物販のLINE販売で悩みを抱えている方にとって、顧客が求めているものをアンケート後に割引販売する手法は、一見、魅力的に思えるかもしれません。
しかし、これには潜在的な課題があります。
求めていない商品を割引でセールスされても購入しないという現象が起きます。
それどころか、セールスが多くなってしまうと顧客からのLINEブロックにもつながってしまう可能性があります。
そこで注目したいのが、「LINEステップシナリオ」です。
これは、LINE登録後の顧客の悩みや問題、または求めている商品を特定し、それに対する提案を行うことで成約率を向上させるための手法です。
では、具体的にどのように「LINEステップシナリオ」を構築すれば良いのでしょうか?
以下に5つのステップを通じて解説していきます。
ステップ1:商品やセールスを分けるポイントを決定する
これはユーザーの特性や状況に応じて行う必要があります。
例えば、先程の物販の場合には既に商品を購入した方に向けたものですが、LINE上で新規で商品を売る場合には登録者の状況によって分けていきます。
それもユーザー毎に今の悩みや問題、そして求めているものは異なります。
恋愛系の商品であれば、性別や年齢によって商品の提案の仕方が変わります。
また、投資系の商品では、投資の経験や投資に使える金額によって変わります。
さらに、ビジネス系商品については、既にビジネスを経験しているか否かで商品を分けることも考えられます。
たとえば、ビジネスを経験していない人に対してビジネス実践者向けの商品を提案しても、なかなか購入につながらない可能性が高いです。
そのため、実践者向けの商品と初心者向けの商品をうまく分けて、各ユーザーのニーズに適した商品を提案することが重要です。
では、「どれくらい商品を分ければ良いのでしょうか?」と問われれば、その答えは商品やサービスの規模によるというのが現実的な回答です。
たくさんの商品やランディングページを管理するのが難しければ、大きく2つに分けるという方針も有効です。
例えば、恋愛系商品なら「すぐに結婚したい人」対「そうでない人」、投資系商品なら「既に投資を経験している人」対「これから投資を始めたい人」など、大きな属性で分けるというアプローチです。
これにより、ユーザーが求めているオファーに近い商品を提案できます。
それだけでも成約率は劇的に上がります。
ステップ2:属性にあった商品やオファーを用意する
先程の事例のように、ビジネス実践者と初心者では悩みや求めているものは変わります。
例えば、実践者なら売上アップや集客力アップ、もしくはリピート率、組織や採用についてといった部分になりますし、初心者ならどう稼ぐのかとかどういう商品にすればいいのか?と言ったように全然違います。
なので、この見込み客毎の悩みや問題を解消できるオファーをそれぞれ用意していきます。
- 実践者と回答した人には、成約率を改善して売上アップする方法
- 初心者と回答した人には、売れる商品の作り方について
このようにオファーを分けていきます。
「どのようにオファーを決定すればよいのか?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
これについては、販売者側が一方的に決定するよりも、見込み客にとって一番需要の高いオファーを提供する方が成約率を上げることが可能です。
そのオファーが顧客からの関心や需要に合致していること、そして集客から販売までの一貫性を保つことが大切です。
では、「見込み客に一番需要の高いオファーは何か?」という問いに対しては、基本的に顕在的な悩みや問題が解消できる提案が最適となります。
例えば、先程述べた「投資経験者」対「投資初心者」の場合を考えてみましょう。
既に投資を始めている人が抱える悩みとしては、
- 「投資で勝てない」
- 「もっと良い投資手法はないか」
- 「なぜ投資で勝てないのか原因がわからない」
などがあるでしょう。
それに対して、「なぜあなたが投資で勝てないのか?その原因をプロの投資家が無料診断します」といったオファーが効果的となります。
逆に、これから投資を始めたい人が抱える悩みとしては、
- 「何をしていいかわからない」
- 「投資で失敗するのが怖い」
- 「具体的に投資で勝てるイメージが湧かない」
などがあります。
これに対するオファーとしては、「あなたの投資資金に基づいた投資シミュレーションをプロの投資家が個別に実施します」といった提案が有効となります。
これらの例は、顧客の属性に基づいて明確に分岐させた結果、それぞれの顧客に響く訴求ができています。
もし投資をしていない人に「投資で勝てない原因を診断します」というオファーを提供しても、その訴求は無効となります。
したがって、見込み客が抱えている具体的な問題や課題を解消できるオファーをピンポイントで提供することが重要です。
なお、オファー作りやセールスについて詳しくは、以前に公開した「たった30分の作業だけでフロントエンド成約率を1.7倍に改善した方法」という記事も参考にしてみてください。
次のステップとしては、見込み客の属性に基づいて適切な商品やサービスを提供し、その結果として成約率を大幅に引き上げることを目指します。
ステップ3:分岐させた提案に沿ったLPの作成
フロントエンドのオファーが2つに分岐した場合、それぞれのオファーに合わせたLPを用意することが必要です。
LPの全体構成は以下のようになります。
- ヘッダ画像
- 見込み客の問題や課題
- 問題や課題が起きている理由や根拠
- 現状の状態が続くことによる痛みや恐怖
- 解決策
- 解決策の根拠の提示
- お客様の声や事例・実績
- オファーの提案
- オファーの内容
- 特典内容
- 価格提示
これらの要素を一つ一つ見ていきましょう。
たとえば、「なぜあなたが投資で勝てないのか?その原因をプロの投資家が無料診断します」という訴求の場合、以下のようにLPを構築することができます。
まず、見込み客の問題や課題を提示します。
ここでは、「〜の投資をやれば勝てると勘違いしていませんか?」という見出しで見込み客の誤解を挙げ、それを解明していきます。
この点を信用させるためには、問題や課題が起きている理由や根拠を次に訴求します。
これにより、見込み客が抱える問題や悩みが具体的に可視化され、その原因も理解できるようになります。
しかし、問題の認識だけでは行動への刺激にはなりません。
「現状が続くとどうなるのか?」という恐怖や不安を訴えることで、問題の解決を強く望む気持ちを喚起します。
次に、具体的な解決策を提示します。
「投資で勝つには負けている自分の癖を理解することが重要」というような解決策が考えられます。
そして、「負ける癖を治すための3つのポイント」など、解決策の具体的な方法を訴求します。
この解決策が有効である根拠として、実際に解決策を試したお客様の声や事例をシェアします。
これにより、見込み客に「この解決策が自分にとって最も必要である」という認識を持たせることができます。
その後、解決策を理解した見込み客に対してオファーの提案を行います。
「なぜあなたが投資で勝てないのか?その原因をプロの投資家が無料診断します」というオファーを提示します。
この段階では、見込み客が問題を深く理解し、解決策まで理解しているはずなので、求めているオファーとなっています。
ただし、見込み客には「具体的に何をするのか分からない」「不安」といった感情もあるでしょう。
そのため、具体的なオファーの内容や、それに付随する付加価値となる特典内容も提示します。
「無料でこれだけの特典や内容が手に入るなら、参加しないと損!」という感情を喚起することがポイントです。
特典内容としては、投資で勝つための方法やポイントを解説したものを7つ以上付けるなどが考えられます。
また、安心感を与えるための保証の提供も有効です。
なお、「LP作成はプロのデザイナーに依頼しなければならないのか?」と疑問に思うかもしれませんが、実際にはWordPressのlptoolなどの有料プラグインを使用すれば、自身で簡単にLPのデザインを作成することができます。
これらのツールは非常に便利で、LP作成における初心者でも容易に利用できます。
ステップ4:分岐させた提案に沿った動画の作成
これはランディングページ(LP)と同様に、見込み客の問題や課題を可視化し、解決策を理解し、行動を促す目的があります。
動画作成の準備は、以下の4つのステップで進行します。
- 動画構成の作成
- 動画資料の作成
- 動画の収録
- 動画の編集
これらの中で最も重要なのは「動画構成」の作成です。
ここが一方的に情報を伝えるだけの動画になってしまうと、目的である申し込みへの誘導がうまくいかない可能性があります。
具体的には、LPで伝えている情報を資料にまとめてプレゼンするような形です。
既にLPの文章や構成が決まっているなら、それに沿って動画資料を作成し収録するだけです。
それほど難しくないですよね。
この機能を使用すると、資料のデザインや配置を自動で整えてくれるため、作業がとても楽になります。
さらに高品質な資料を作成したい場合は、ココナラなどで資料作成のプロに依頼するのもおすすめです。
特にデザインが苦手な方は、初めから依頼するのも良いでしょう。
最後に、収録と編集について説明します。
収録はZoomなどの画面録画ソフトを利用するのが一番手軽ですが、音質には注意が必要です。
専用のマイクを使用したり、iPhoneのボイスメモ機能を利用すると音質が改善します。
特にiPhoneのボイスメモは素晴らしい音質を提供してくれます。
それを編集時に使うことで、高品質な音声を動画に追加できます。
次に、編集ですが、必要最低限のカット作業や、話すスピードが遅い人のために再生速度を1.1倍や1.2倍に調整するなどの基本的な編集を行うことが大切です。
編集ソフトにはいろいろな選択肢がありますが、無料で使いやすいものとしてはCapcutがおすすめです。
その使い方はYouTubeで調べることができ、スマホでも編集可能なため、どんな環境でも気軽に編集作業を始めることができます。
ステップ5:LINEステップで分岐させたシナリオを作ること
LINEステップは公式LINEの拡張ツールで、その中でも「Lステップ」や「エルメ」などがよく知られています。
Lステップと同等の機能が使えるシステムに関しては「【知らないと非常識】Lステップと同等の機能が使える最強のLINEステップ配信システム」の記事でも詳細を解説しているので詳しく知りたい人はチェックしてみてください。
これらのツールは、ほとんどの場合、シナリオを分岐させることができます。
一般的には、LINEの登録時にアンケートや診断を行い、その結果に基づいて商品の提供を分岐させるシナリオが作られます。
例えば、ビジネス実践者向けとビジネス初心者向けの2つのパスを作成することができます。
これらのパスはそれぞれLINEのメッセージやLPを通じて提供されるセールスが組み込まれています。
このプロセスについては、過去の記事「【徹底解説】たった6通のLINE配信する仕組みだけで216万円の売上が発生しているLINEステップの流れ」で詳しく解説しています。
次に、登録時のアンケートや診断を作成します。
ここでは、「ビジネスの経験はありますか?」というシンプルな質問を投げかけ、結果によって適切なシナリオへと導きます。
エルメを使用している場合、エルメアクションから設定、ステップ配信で作成したシナリオのステップを選択すれば、質問に回答したと同時にシナリオが配信されるように設定できます。
このようにして、見込み客に最適な商品やアピールをピンポイントで提供することが可能となり、これが結果として成約率を高めることに繋がります。
多くの人が1つの商品や訴求に集中してセールスを行っていますが、成約率をさらに高めるためには、今回紹介したような手法を採用することが最適です。
しかし、この動画はかなり専門的な内容です。
視聴しているあなたは、成約率を上げるために様々な施策を試している真剣な人であると思われます。
他の多くの人々は、1つの商品を売ることだけに集中し、その思考が停止してしまうことが多いのです。
しかし、あなたが成約率をわずかでも向上させようという意識は素晴らしいことです。
それは他の多くの人たちがやっていないことであり、その結果、年間の売上が数百万円も変わる可能性があります。
だからこそ、今回紹介した方法を試してみてください。
それは、成約率を上げるための1つの選択肢となり、あなたのビジネスを次のレベルに引き上げるための一助となるでしょう。
最適な商品を最適な見込み客に提供することで、ビジネスの成果を最大限に引き出すことが可能となります。
まとめ:LINEシナリオ分岐で成約率を向上させる – 高度な顧客エンゲージメントへの5ステップ戦略
見込み客に合わせた商品や訴求をピンポイントに提案するシナリオ分岐を活用することで成約率を上げることに繋がっていきます。
- 商品やセールスを分けるポイントを決定する
- 属性にあった商品やオファーを用意すること
- 分岐させた提案に沿ったLPの作成
- 分岐させた提案に沿った動画の作成
- LINEステップで分岐させたシナリオを作ること
これらのステップについては、最初から全てを実装する必要はありません。
まずは2つの分岐で試してみて、その結果を見てみましょう。
さらに、この記事が少しでも参考になったと感じた方は、コメント欄に感想や質問、相談などを投稿してください。
個別に返信を行いますので、皆さまのご意見やご感想をお待ちしております。
最適なシナリオ分岐を活用することで、見込み客に対する成約率を大幅に上げることが可能となります。
この記事を通じて、その方法についての理解が深まったことを願っています。
ありがとうございました。
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